日本では国土交通省が航空法によってドローンの飛行を規制しているように、アメリカではFAA(連邦航空局)が飛行機やドローンの飛行に関する規制を担当しています。そしてFAAは今後、ドローンの飛行規制を緩くするとの方針を表明するとともに、インテルと共同でドローンによる空中イルミネーションを披露しました!
今回のショーではカリフォルニア州のパームスプリングスで100台のドローンが飛行しました。また、ドローンの操縦は一人のパイロットが行なっています。ふわふわ夜空に漂うドローンの光と、揃った編隊飛行がなんとの幻想的ですね! またドローンの操作はラップトップPCで制御されているように見える点も興味深いです。
実はこの飛行デモ、FAAによるドローン飛行の規制緩和を記念して行なわれたものなんです。近い将来、学生や大学は研究や教育目的ならパイロットのライセンスなしにドローンを飛行させることができます。さらに、商業向けのドローン利用についても今年春から規制が緩められる予定です。
具体的には今後、商業用であっても2人でなく1人でのドローン操作が可能になります。さらに飛行可能高度が引き上げられたり、飛行機や施設からの近接距離も緩和される予定です。日本でも幕張を戦略特区としてドローン配達の試験が行われる予定ですが、実際のサービス開始にあたってはアメリカのような規制緩和も必要となりそうですね。
Image Credit: Intel
■Intel put on a beautiful light show with the first FAA-approved drone swarm
http://www.theverge.com/2016/5/4/11590646/faa-drone-swarm-intel-light-show-part-107
最終更新日:2022/11/11