政府が千葉市をドローン配達の戦略特区に指定して以来、国内でもドローン配達の開始に向けた機運が高まっています。そんな中、日本経済新聞は「楽天やヤマト運輸」もドローン配達を検討していると報じているんです!
報道によると、楽天やヤマト運輸は4月にも千葉市で実証実験を開始します。事業化は2020年を予定。同地域では通販大手の「アマゾン」も配達事業への参入が報じられており、千葉市でのドローン配達の開始に一気に弾みが付きそうです。また、政府は早くて2020年までのドローン配達の実現を目指すと表明しており、そのタイムスケジュールも非常に現実味を帯びてきました。
現在ドローンによる飛行は改定された航空法により、高さや人口密集地、目視外での飛行が規制されています。しかし千葉県幕張の国家戦略特区では、このような規制を緩和。事業者によるさまざまな実証実験が可能になります。日本の行政はなんとなく規制緩和には慎重なイメージがありましたが、ドローン配達には非常に前向きな姿勢で臨んでいることが嬉しいですね! さらに実現のタイミングによっては、世界初の民間事業者によるドローン配達になるかもしれません。
また、今回の報道ではどのようなドローンを利用するのかについては報じられていません。現在ドローン配達では、アマゾンやグーグルが固定翼ドローンのプロトタイプを選択肢として利用しています。固定翼のドローンは高速飛行や長時間の飛行が可能ですが、小回りという点では複数のローターを持ったコプター型に利点があります。今後楽天やヤマト運輸がどのようなドローンで実験を行なうのかも注目ですね!
Image Credit: sfgate.com
■楽天・ヤマト、ドローン宅配の事業化検討 千葉で実験
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS01H53_R00C16A3MM8000/
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