ドローンは自分で操作しても楽しいですが、ルート作成や障害物の回避による自動飛行にも注目が集まっています。特に配達などの商業サービスにおいては、事故を防ぐためにもこのような自動飛行技術の搭載は必須。そんな中、MITのコンピュータサイエンス&人工知能研究所によってドローンがジャングルのような障害物を全自動でくぐり抜けるソフトウェアのデモが公開されました。
このソフトウェアはアルゴリズムでドローンが飛行可能な空間を判断し、最適なルートを作成します。同時に認識できる物体は26個まで。ソフトウェアとドローンの精密な動作を組み合わせることで、このような複雑な障害物の間をくぐって飛行できるのです。それにしても、このドローンはかなりクイックに飛んでいますね。もしかしたら人が操縦するよりもうまいかも?
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=dpNV-zmjvkc[/youtube]
また、デモでは固定翼の普通の飛行機型ラジコンでもソフトウェアを試しています。こちらも自動飛行プログラムとしてはなかなかうまく障害物を認識していますが、やはり機敏な動作はドローンには劣りますね。
ドローンの自動回避技術は広く研究されており、アマゾンの配達ドローンにもこの機能が搭載される予定です。将来のドローンは目的地を設定すれば、あとは全自動で飛行するのが当たり前になるのかもしれませんね。
Movie URL: https://www.youtube.com/watch?v=dpNV-zmjvkc
Image Credit: YouTube
■Drones avoid obstacles thanks to motion planning algorithms
http://www.slashgear.com/drones-avoid-obstacles-thanks-to-motion-planning-algorithms-20423726/