ドローンは商品の配送から農業などの一次産業への応用も可能ですが、やっぱり気になるのは「人を乗せて移動できるのか」。自由気ままに飛び回れるドローンで空を散歩したら、すっごく気持ちよさそうですよね。そしてそんな夢をかなえるべく、シンガポール国立大学の生徒が有人飛行可能なドローン「Snowstorm」を完成させました。
こちらがその飛行の様子の動画です。少しよたよたっとして頼りない感じもしますが、試作機は十分成功したと言っていいでしょう。Snowstormは1人を搭載して約5分間飛行できる性能があります。フレームは軽量素材でできており、またローターが外部に露出しない安全設計です。バッテリーはシートに内蔵。また地面と接する脚部は先端がボールのようになっていて、ソフトに着陸することが可能です。
開発に成功した学生チームは、この有人飛行が可能なドローンについて以下のように語っています。
「Snowstormは個人による飛行マシンが実現可能なことを証明しました。また、開発ではどの段階においても素材の特性や重量によるバランスやトレードオフを考えなければなりませんでした。着陸装置の一部では3Dプリントで製造された部品も使っています。」
開発チームは今後もSnowstormの開発を続けたいと表明しています。ホビーやレクリエーション分野では、有人ドローンの需要も十分にありそうですね!
Image Credit: NBC News
■Student-Created 'Snowstorm' Flying Machine Takes a Passenger Aloft
http://www.nbcnews.com/tech/innovation/student-created-snowstorm-flying-machine-takes-passenger-aloft-n473706