アメリカ航空宇宙局(NASA)は7月2日、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されたアイソン彗星(C/2012 S1 ISON)の最新画像を公開した。

この画像は5月8日、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3 (Wide Field Camera 3)の可視光によって撮影されたもので、分かりやすいように、青色の着色加工が施されている。アイソン彗星はこの時、火星と木星の間、地球から約6億4400キロメートル離れた場所に位置していた。

アイソン彗星はまだ活動的ではないが、今世紀最も明るい彗星として期待されている。今年11月に太陽に最接近し、その時はさらに明るく成長し、特に11月下旬では、肉眼でも尾を確認できるようになるかもしれないという。

アイソン彗星は昨年9月に発見された彗星で、名前は発見者が属しているチーム国際科学光学ネットワーク (International Scientific Optical Network, ISON)に由来する。

 

■Comet ISON Brings Holiday Fireworks
http://www.nasa.gov/content/comet-ison-brings-holiday-fireworks/index.html