ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 “レチクル座”の渦巻銀河「NGC 1559」
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の広視野カメラ3(WFC3)で撮影された渦巻銀河「NGC 1559」(Credit: ESA/Hubble & NASA, F. Belfiore, W. Yuan, J. Lee and the PHANGS-HST Team, A. Riess, K. Takáts, D. de Martin & M. Zamani (ESA/Hubble))】

こちらは「レチクル座」の方向約3500万光年先の「NGC 1559」です。若い星々の青い輝きに彩られた渦巻腕(渦状腕)を飾り立てるようなピンク色の斑模様は、若い大質量星が放射した紫外線によって電離した水素ガスが放つ赤い光によるもので、新たな星が生み出される領域が存在することを示しています。

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の広視野カメラ3(WFC3)で撮影された渦巻銀河「NGC 1559」
【▲ 宇宙望遠鏡(HST)の広視野カメラ3(WFC3)で撮影された「NGC 1559」(Credit: ESA/Hubble & , F. Belfiore, W. Yuan, J. Lee and the PHANGS-HST Team, A. Riess, K. Takáts, D. de Martin & M. Zamani (ESA/Hubble))】

この画像は「宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope: HST)」の「広視野カメラ3(WFC3)」による観測データをもとに作成されました。使用されたデータは、若い星の材料である低温ガスと銀河の関係の調査、NGC 1559で2009年8月に見つかった「SN 2009ib」の追跡観測、より正確な定数を求めるためのの観測といった研究の一環として取得されたということです。

冒頭の画像は“宇宙望遠鏡の今週の画像”として欧州宇宙機関(ESA)から2024年9月16日付で公開されています。

 

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文・編集/sorae編集部