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こちらは「しし座(獅子座)」の方向約1億5000万光年先の矮小銀河「UGC 5189A」です。矮小銀河は天の川銀河と比べて規模が100分の1程度の小さな銀河で、数十億個ほどの恒星が集まってできています。

【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された矮小銀河「UGC 5189A」(Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Filippenko)】
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された矮小銀河「UGC 5189A」(Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Filippenko)】

欧州宇宙機関(ESA)によると、UGC 5189Aでは2010年11月に超新星「SN 2010jl」が見つかりました。この超新星は太陽の8倍以上の質量を持つ大質量星が起こす「II型超新星」の一種(IIn型)だったとみられています。進化した大質量星内部の核融合反応によって鉄のコア(核)が生成されるようになると、核融合のエネルギーで自重を支えることができなくなったコアが崩壊し、その反動で恒星の外層が吹き飛ぶことでII型超新星が起こると考えられています。

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SN 2010jlの明るさが観測可能なレベルを下回った後も、UGC 5189Aは超新星爆発の余波についての理解を深めるために観測され続けています。この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)」の「広視野カメラ3(WFC3)」を使って、2016年から2020年の間に実施された3回の観測で取得したデータをもとに作成されました。

ESAによれば、超新星爆発が発生した環境を理解することは、爆発が引き起こされる条件をより深く理解することにつながります。また、超新星爆発の追跡調査を通して、周囲のガスと塵に対する影響や超新星の後に残される星の残骸といった、爆発直後の影響についても理解を深めることができるということです。冒頭の画像は“ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像”としてESAから2024年1月15日付で公開されています。

 

Source

文/sorae編集部

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