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こちらの画像、左上に写っているのは「おとめ座(乙女座)」の方向約5000万光年先の渦巻銀河「NGC 5364」です。明るい中心部分から伸びたよく目立つ2本の青い渦巻腕(渦状腕)が、見事な渦巻き模様を描いています。

【▲ 渦巻銀河「NGC 5364」(左上)とレンズ状銀河「NGC 5363」(右上)(Credit: Dark Energy Survey/DOE/FNAL/DECam/CTIO/NOIRLab/NSF/AURA; Image processing: R. Colombari and M. Zamani (NSF’s NOIRLab))】
【▲ 渦巻銀河「NGC 5364」(左上)とレンズ状銀河「NGC 5363」(右上)(Credit: Dark Energy Survey/DOE/FNAL/DECam/CTIO/NOIRLab/NSF/AURA; Image processing: R. Colombari and M. Zamani (NSF’s NOIRLab))】

米国科学財団(NSF)の国立光学・赤外天文学研究所(NOIRLab)によると、NGC 5364はハッキリと目立つ渦巻腕がある「グランドデザイン渦巻銀河」(grand design spiral galaxy)に分類されています。グランドデザイン渦巻銀河は渦巻銀河全体のうち約10パーセントを占めていて、その整った形態から渦巻銀河の典型例とみなされています。

ただ、見事な渦巻きを描いているように見えるNGC 5364も、他のグランドデザイン渦巻銀河に比べれば渦巻腕が非対称になっているといいます。NGC 5364の渦巻腕に歪みが生じている理由は、画像右上に写っているレンズ状銀河「NGC 5363」との重力を介した相互作用による影響だと考えられています。

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この画像はチリのセロ・トロロ汎米天文台にあるブランコ4m望遠鏡に設置された観測装置「ダークエネルギーカメラ(DECam)」の観測データ(可視光線と近赤外線のフィルターを使用)をもとに作成されました。DECamはその名が示すように暗黒エネルギー(ダークエネルギー)の研究を主な目的として開発された観測装置で、画素数は約520メガピクセル、満月約14個分の広さ(3平方度)を一度に撮影することができます。当初の目的である暗黒エネルギー研究のための観測は、2013年から2019年にかけて実施されました。

冒頭の画像はNOIRLabの“今週の画像”として2023年11月22日付で公開されています。

 

Source

  • NOIRLab – A Grand Design of Imperfections

文/sorae編集部

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