こちらは「ろ座(炉座)」の方向約3000万光年先の棒渦巻銀河「NGC 1385」です。棒渦巻銀河とは中心部分に棒状の構造が存在する渦巻銀河のことで、渦巻銀河全体の約3分の2は中心に棒状構造があるとされています。

【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された棒渦巻銀河「NGC 1385」(Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Chandar, J. Lee and the PHANGS-HST team)】
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された棒渦巻銀河「NGC 1385」(Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Chandar, J. Lee and the PHANGS-HST team)】

NGC 1385の渦巻腕(渦状腕)はあまり明瞭ではなく、明るい中心部分をゆるく取り巻いています。その上には赤茶色をした塵の豊富なフィラメント(ひも状の構造)が網をかけたように広がっています。

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この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)」の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータ(近紫外線・可視光線・近赤外線のフィルターを使用)をもとに作成され、欧州宇宙機関(ESA)から“ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像”として2023年11月13日付で公開されました。

ちなみに、ESAは2021年8月にも“今週の画像”としてNGC 1385を取り上げていますが、今回は作成時に新たなデータ(励起した水素原子や電離窒素から放出される波長657nm付近の光を捉えたもの)を追加した上で配色も変更されており、前回とは異なる印象を受ける画像に仕上げられています。

関連記事:南天で輝くゆるやかに渦巻いた銀河、ハッブルが撮影した「NGC 1385」(2021年8月16日)

 

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文/sorae編集部

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