こちらは「おおぐま座」(大熊座)の方向約2300万光年先の銀河「SDSS J103512.07+461412.2」です。画像の右端付近に写る遠方の渦巻銀河のようにはっきりとした円盤構造はみられませんが、結び目のような明るい中心部分の左右に星々が淡く帯状に広がっているその姿はレースのリボンを連想させます。

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【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された銀河「SDSS J103512.07+461412.2」(Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully)】
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された銀河「SDSS J103512.07+461412.2」(Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully)】

この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)」の「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」で取得したデータ(可視光線と近赤外線のフィルターを使用)をもとに作成されています。欧州宇宙機関(ESA)によると、ハッブル宇宙望遠鏡によるSDSS J103512.07+461412.2の観測は、天の川銀河から10メガパーセク(約3260万光年)以内に存在する近傍の銀河すべてを観測するためのキャンペーン「Every Known Nearby Galaxy」の一環として2020年2月に実施されました。

この観測キャンペーンではハッブル宇宙望遠鏡による十分な観測がまだ行われていなかった153個の銀河とその候補を対象に、2019年から2021年にかけて観測が行われました。ESAによると、天の川銀河の隣人とも言える近傍の銀河の観測は、天文学者が様々な銀河に存在する星の種類を断定し、宇宙の局所構造をマッピングする上で役立つということです。

冒頭の画像はハッブル宇宙望遠鏡の“今週の画像”として、ESAから2023年9月25日付で公開されています。

 

Source

  • Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully
  • ESA/Hublbe – What’s in a name?

文/sorae編集部

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