こちらは「くじゃく座」の方向約4400万光年先のレンズ状銀河「NGC 6684」です。明るい中心部を滑らかで散乱した光が包み込んだ幻想的な姿をしています。

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レンズ状銀河は渦巻銀河と楕円銀河の中間にあたる形態の銀河です。渦巻銀河と同じように中央部分の膨らみや円盤構造を持つものの、渦巻銀河の特徴である渦巻腕(渦状腕)は持たないとされています。また、レンズ状銀河には楕円銀河と同じように古い星が多く、星形成活動もほとんどみられないといいます。

【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影されたレンズ状銀河「NGC 6684」(Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully)】
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影されたレンズ状銀河「NGC 6684」(Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully)】

この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)」の「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」で取得したデータ(可視光線と近赤外線のフィルターを使用)をもとに作成されています。欧州宇宙機関(ESA)によると、ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 6684の観測は、天の川銀河から10メガパーセク(約3260万光年)以内に存在する近傍の銀河すべてを観測するためのキャンペーン「Every Known Nearby Galaxy」の一環として2020年2月に実施されました。

この観測キャンペーンではハッブル宇宙望遠鏡による十分な観測がまだ行われていなかった153個の銀河とその候補を対象に、2019年から2021年にかけて観測が行われました。ESAによると、天の川銀河の隣人とも言える近傍の銀河の観測は、天文学者が様々な銀河に存在する星の種類を断定し、宇宙の局所構造をマッピングする上で役立つということです。冒頭の画像はハッブル宇宙望遠鏡の“今週の画像”として、ESAから2023年8月7日付で公開されています。

 

Source

  • Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully
  • ESA/Hubble – Portrait of a Ghostly Galactic Peacock

文/sorae編集部

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