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こちらは「しし座」の方向約5億光年先にある棒渦巻銀河「UGC 6093」です。棒渦巻銀河とは、中心部分に棒状の構造が存在する渦巻銀河のこと。棒状構造は私たちが住む天の川銀河をはじめ、渦巻銀河の半分程度が持つと考えられています。

【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影した棒渦巻銀河「UGC 6093」(Credit: ESA/Hubble & NASA)】
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で撮影した棒渦巻銀河「UGC 6093」(Credit: ESA/Hubble & NASA)】

UGC 6093は地球に対して正面を向けた位置関係にある、いわゆる「フェイスオン(face-on)銀河」であるため、棒状構造や渦巻腕(渦状腕)を観測しやすい銀河のひとつです。その中心部には狭い領域から強い電磁波を放射する活動銀河核(AGN)があることが知られており、UGC 6093は活動銀河の一種であるセイファート銀河(セイファート2型)にも分類されています。

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活動銀河核の原動力は、多くの銀河の中心部に存在すると予想されている超大質量ブラックホール(超巨大ブラックホール)だと考えられています。ブラックホールに引き寄せられたガスや塵などの物質は“らせん”状に周回しながら落下していきます。この過程で重力エネルギーが解放され、高温になった物質から様々な波長の電磁波が放射されることで、活動銀河核として観測されるというわけです。

冒頭の画像は「ハッブル」宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータ(紫外線・可視光線・近赤外線のフィルターを使用)をもとに作成され、欧州宇宙機関(ESA)から2018年1月1日付で公開されていたもので、ハッブル宇宙望遠鏡の公式Twitterアカウントが「スター・ウォーズの日」にちなんで2023年5月4日に改めて紹介しています。

毎年5月4日は映画「スター・ウォーズ」シリーズのキャッチフレーズのひとつ「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」にちなんだスター・ウォーズの記念日として認知されていて、アメリカ航空宇宙局(NASA)なども同作にちなんだ画像を紹介しています。UGC 6093は帝国軍の戦闘機「TIEファイター」に絡めて取り上げられたのですが、たしかに銀河中心から渦巻腕の根元にかけての部分がTIEファイターの特徴的なシルエットに似ていますね。

 

Source

  • Image Credit: ESA/Hubble & NASA
  • ESA/Hubble – Lasers and supermassive black holes

文/sorae編集部

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