太陽観測衛星「ソーラー・オービター」が紫外線で捉えた記録的な超巨大プロミネンス(Credit:Solar Orbiter, EUI Team, ESA & NASA; h/t: Bum-Suk Yeom)

【▲太陽観測衛星「ソーラー・オービター」が紫外線で捉えた記録的な超巨大プロミネンス(Credit:Solar Orbiter, EUI Team, ESA & NASA; h/t: Bum-Suk Yeom)】

太陽から飛び出した超巨大な紅いループ! 太陽にいったい何が起こったのでしょうか?

この画像は、2022年3月2日付けのNASASCIENCE)とAPODAstronomy Picture of the Day)で紹介された、目を疑うような超巨大なプロミネンスなのです!

先月、太陽観測衛星「ソーラー・オービター」が紫外線で捉えた画像で、これまで撮影された中で最大のプロミネンスとのこと。太陽の直径に匹敵するほどの大きさであることがわかります。

プロミネンスは日本語で「紅炎」とも呼ばれ、太陽の磁場によって太陽表面上に保持されている高温のガスの雲のことです。

プロミネンスは予測不可能な爆発を起こし、コロナ質量放出Coronal Mass Ejection CME)を通して高温のガスを太陽系に放出することがあります。CMEが地球の磁気圏に到達すると、明るいオーロラを発生させることもあります。いわゆる「宇宙天気」にも影響を及ぼすのです。

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今回のプロミネンスもCMEを発生させましたが、地球方向とは異なっていたということです。

プロミネンスが太陽の磁場の変化と関係があるのは確かですが、プロミネンスを生み出し、維持するエネルギーのメカニズムは未だ研究中とのこと。

太陽は最も身近な恒星と言われますが、まだまだ解明すべき謎に満ちているようです。

 

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Source

  • Image Credit: Solar Orbiter, EUI Team, ESA & NASA; h/t: Bum-Suk Yeom
  • NASA, APOD - Record Prominence Imaged by Solar Orbiter

文/吉田哲郎