渦巻銀河「M31(アンドロメダ銀河)」(Credit: NASA, JPL-Caltech, GALEX)

【▲ 渦巻銀河「M31(アンドロメダ銀河)」(Credit: NASA, JPL-Caltech, GALEX)】

宇宙で多くの星が集まった銀河の中でも、「渦巻銀河」はその名の通り渦を巻くような形が特徴的です。しかし、それを紫外線で見ると別の姿が見えてくるようです。

この画像に映る銀河は地球から250万光年ほど先にある「アンドロメダ銀河」です。別名「M31」とも呼ばれます。NASAの人工衛星「Galaxy Evolution Explorer」(GALEX)によって撮影された画像で、アンドロメダ銀河から来る光のうち紫外線を観測したものです。宇宙に多数存在する銀河の中でもアンドロメダ銀河は私たちの銀河系に近いところにあり、その巨大な姿を11枚の画像を組み合わせて捉えています。

アンドロメダ銀河は私たちの銀河系と同じように「渦巻銀河」に分類されます。渦巻銀河は可視光で見るとこちらの画像(NASAのWebサイト)のように(斜めに見ているので若干わかりにくいですが)渦巻の「腕」がよく見えますが、それと比較するとこの紫外線画像はいくつかのリングが取り囲んでいるように見えます。これは星が多く誕生しているところを示しており、2億年以上前に近くの楕円銀河「M32」と衝突した証拠だと考えられています。

アンドロメダ銀河と私たちの銀河系は、「局所銀河群」と呼ばれる銀河の集団に属しており、数十億年後にはお互いに衝突すると予測されています。一方で数十億年後といえば太陽も巨大化して地球を飲み込んでしまうかどうかというほどの大きさになっており、少なくても地球上から私たちの銀河系との衝突を見ることはできなさそうです。

 

Image: NASA, JPL-Caltech, GALEX
Source: NASA
文/北越康敬

 オススメ関連記事