▲ESOラ・シヤ天文台の新技術望遠鏡(NTT)で観測された木星、火星、土星(左から)(Credit: ESO)

こちらは太陽系のおなじみの惑星「木星」「火星」「土星」(左から)です。別々に撮影された画像を一列に並べたもので、画像に写る各惑星は地球から観測した見かけの大きさそのままの比率で並べられています。

火星と地球約2年2か月ごとに起きる最接近の時期を迎えています。最接近の瞬間は日本時間2020年10月6日夜で、視直径は満月のおよそ80分の1(約22.6秒角)まで大きくなりました。火星の実際の直径は太陽系最大の惑星である木星の約20分の1ですが、地球からの見かけの大きさは木星の半分ほどになっていることがわかります。

画像はESO(ヨーロッパ南天天文台)のラ・シヤ天文台で撮影されました。新型コロナウイルス感染症対策の一環としてESOの各施設では科学観測が休止されていましたが、同天文台では10月下旬から衛生管理を徹底した上で最小規模のチームによる限定的な科学観測が再開されています。チームは専用のツールを介して研究者と遠隔で対話できる体制が整えられているとのことです。

冒頭の画像はラ・シヤ天文台にある口径3.58mの「新技術望遠鏡(NTT:New Technology Telescope)」に設置されている観測装置「EFOSC2」によって観測再開時のテストとして可視光線の波長で観測されたもので、2020年10月26日にESOの今週の一枚として公開されています。

 

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Image Credit: ESO
Source: ESO
文/松村武宏

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