2020年5月4日午前4時59分頃、「2020 JA」と名付けられた小惑星が、月と地球の距離の半分程度の距離を通過していきました。2020 JAは、5月1日に初観測されアポロ群に分類された小惑星。NASAの地球近傍天体研究センターによると、9.6から22メートルの大きさと予測され、そのサイズ感から”バス”に例えられています。

2020 JAは、0.62LD(地球から月までの距離を1とした単位)を通過しましたが、もともと脅威的な天体として観測されたものではなく、衝突するなどの害は報告されていません。

2020年5月4日(日本時間)に地球に接近する2020 JAの軌道を示したもの(Credit: NASA/JPL-Caltech)

また、2020 JAのような小さな天体は、ひと月に数回地球の近くを通過しているとされ、その殆どが地球に衝突するなどの危害を及ぼすものではありません。最近では、2020年4月29日に「2020 HS7」と名付けられた小惑星が地球に最接近した際は、0.11LDという距離でしたが、衝突の危険性はありませんでした。

なお、NASAの惑星防衛調整室の科学者は、定期的に地球近傍天体を観測し、地球への潜在的な驚異となる天体を調査しています。これまでに22,776個の地球近傍天体が確認されており、2020 H7や2020 JAのような小惑星は、毎日30個ほど発見されているといいます。

 

関連:小惑星「1998 OR2」が4月29日、地球に最接近する

Source: Space.com

 オススメ関連記事