2019年6月に撮影した満月(Credit: sorae編集部)

月の軌道は真円ではなく、厳密に言えば楕円です。そのため、月の見かけの大きさは周期的に変化しており、地球に近づいて見かけの大きさが最大になる頃に満月を迎える月のことを「スーパームーン」と呼ぶこともあります。

明日2020年4月8日11時35分(日本時間)、日本では昼間なのでこの瞬間を見ることはできませんが、月は満月を迎えます。その8時間半ほど前の4月8日3時9分に、月は今年2020年で最も地球に近づきます。つまり、今日4月7日の夜から翌8日にかけて空に昇る月は「今年一番地球に近い満月」、いわゆるスーパームーンと言えます。

日本気象協会によると、今日は本州付近が高気圧に覆われ、広い範囲で好転に恵まれます。夜になると北海道や東北北部の一部では雪や雨が降るところもある見込みですが、東北南部から沖縄にかけては傘が不要とされています。雲の量にもよりますが、東北南部以南の地域では地球への最接近と満月のタイミングが重なったスーパームーンが見られそうです。

月は人類にさまざまな影響を与え続けてきました。20世紀にアメリカと旧ソ連のあいだで繰り広げられた宇宙開発競争でも月は大きな目標のひとつであり、NASAは4年後の2024年に再び人間を月に立たせるアルテミス計画を進めています。

新型コロナウイルスの感染拡大により、日本でも緊急事態宣言が発出されることになりました。先が見えず不安な日々が続いていますが、今夜は月が輝く空を見上げてみませんか

 

Image: sorae編集部
Source: 国立天文台
文/松村武宏

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