2019年7月に撮影された月食の様子。来年2021年は5月と11月に日本で月食が観測できる(Credit: Cristian Fattinnanzi)

 

新しいカレンダーを使い始めたとき、その年の祝日が何曜日になっているか気になってチェックする人も多いのではないでしょうか。毎日の暮らしに欠かせないカレンダーとも関わりのある2021年の「暦要項(れきようこう)」が、国立天文台から2月3日に発表されました。

■祝日、月齢、日食や月食のタイミングなどを記載

毎年2月最初の官報に掲載される暦要項は日本における公式な暦と言えるもので、翌年の国民の祝日日曜日の一覧、二十四節気および雑節朔弦望(月齢)、東京における日の出と日の入の時刻日食と月食が見られる日時が記載されています。

国民の祝日がいつになるのかは「国民の祝日に関する法律」によってほとんどが定められていますが、太陽の位置をもとに定められる「春分の日」「秋分の日」については、前年の暦要項(2020年であれば2019年の暦要項)で発表されることになっています。

発表された暦要項によると、2021年の春分の日は3月20日(土)、秋分の日は9月23日(木)となります。なお、2021年の国民の祝日はいずれも日曜日にはならないため、いわゆる振替休日はありません

また、soraeとしては日食や月食の情報が気になるところ。2021年は世界で日食が2回、月食が2回観測されますが、日本からは2回の月食が観測できるようです。このうち5月26日(水)は全国で皆既月食を、11月19日(金)部分月食を見ることが可能とされています。

正確な時間は地域によって異なりますが、2021年5月の皆既月食は19時頃に始まり、食の最大を迎えるのは20時18分、22時前には終わります。比較的観測しやすい時間帯に皆既月食が見られるので、今から楽しみです。

■2020年は6月21日に部分日食が見られる!

今年2020年は6月に日本全国で部分日食が観測できる(Credit: NASA/Bill Ingalls)

 

今回発表されたのは来年の暦要項ですが、昨年2019年2月には今年2020年の暦要項が発表されています。それによると、今年は世界で2回の日食があり、月食はなしとされています。このうちアフリカ、アジア、太平洋にかけて金環日食となる夏至の6月21日(日)の日食は、日本では全国で部分日食を観測することが可能です(12月14~15日の皆既日食は日本からは観測できず)。

地域によって異なりますが、日食が始まるのはおおむね16時頃から。太陽が最も欠けて見えるのは17時頃、終わるのは18時頃と、こちらも観測しやすい時間帯です。ちょうど日曜日ということもあり、天気にさえ恵まれれば、開始から終了まで通して観測できそうですね。

 

Image Credit: 国立天文台
Source: 国立天文台 / 暦要項のページ(国立天文台天文情報センター暦計算室)
文/松村武宏

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