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この暗く薄気味悪い空間の輝く「HL Tauri」「XZ Tauri」などを含めた天体は、おうし座にある巨大な暗黒星雲「LDN 1551」の一部分です。

上部左側に見えている白く靄かかった「HL Tauri」と、その左隣りに見られる「XZ Tauri」、右下には「V1213 Tauri」を確認することができます。それらは遠くの暗闇を照らす街灯の様にも見えます。
中でも錆の様な赤い雲を持つ「XZ Tauri」は、一見1つの星の様に見えますが約60億kmという”太陽から冥王星の距離”に近い間隔を互いに周回する連星です。しかも、片方には更に短い距離を周回している星があり、合計3の星で構成されていることが判明しています。

また、この画像からは「HL Tauri」の中心から左方向に伸びている様に見える「HH 150」と「V1213 Tauri(右下)」の両極に伸びる「HH 30」といった、若い星から放出され星雲状になった小領域「ハービッグ・ハロー天体」を確認することができます。

 

Image Credit: ESA/Hubble and NASA Acknowledgement: Judy Schmidt
■Jets, bubbles and bursts of light in Taurus
https://www.spacetelescope.org/images/heic1424a/

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