銀河は群れを成している。2億3000万光年先の渦巻銀河もそう

【今日の天体紹介:渦巻銀河 NGC 1706】

この滑らかで美しい渦を描き出している天体は、かじき座の方向約2億3000万光年先に位置する渦巻銀河「NGC 1706」をハッブル宇宙望遠鏡が捉えたものです。

宇宙という壮大な暗闇の中にぽつんと漂う銀河は、一見孤独のようにも見えます。しかし、観測されている銀河の半数は何かしらのグループに属していることが分かっており、このこの「NGC 1706」も「銀河群」に属していることで知られています。

銀河群」とは、比較的近くの銀河が互いの重力によって結び付けられた最大50個ほどの銀河の群れです。我々の天の川銀河もアンドロメダ銀河や大マゼラン雲、小マゼラン雲、さんかく座銀河などを含めた「局部銀河群」に属しています。

宇宙の規模からすると50個以下の「銀河群」は小さいもので、その上には数百から数万の銀河の集まりである「銀河団」、銀河群や銀河団の集合体とした「超銀河団」の括りが存在します。宇宙のスケールは理解の範疇を超えるほど大きく、それを再認識することで宇宙に対しての興味がより一層湧いてくるものですね。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の2種類の可視光波長を用いて撮影した合成画像で、2019年10月28日に公開されました。

 

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Image: ESA/Hubble & NASA, A. Bellini et al.
Source: HUBBLE

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