
地球から1100万光年離れた「きりん座」方向に渦巻銀河「IC 342」が存在します。
「IC 342」は天の川の赤道方向にあるため観測するには、ガス・明るい恒星・様々な塵などの星間物質を避ける必要があるため観測が難しく「Hidden Galaxy」という別名を持ちます。
その大きさは、アンドロメダ銀河やさんかく座銀河に次いで巨大な銀河ですが、前者に比べて暗く淡く見えるのは星密度が低いため。また、真上から観測できる渦巻きからはピンク色の星形成領域を見つけることができます。

一方、ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ「WFPC3」の紫外UV・光学U/B/y/Iによって撮影された別の画像では、中心領域には明るく青い星が集中していることが分かります。
Source
- Image Credit:ESA/Hubble and NASA / Stephen Leshin
- ESA/Hubble - Hubble’s Hidden Galaxy
- APOD - Hidden Galaxy IC 342
文/sorae編集部