生まれたばかりの恒星が作り出す小さな領域

【本日の天体紹介:HH24(Herbig-Haro 24)】
オリオン座のオリオンB分子星雲の位置約1300光年の場所に「ハービッグ・ハロー24(HH24)」は存在します。

ハービッグ・ハロー天体は、生まれたばかりの原始星から放出されたガスによって星雲状の小さい領域の総称。今までに数百を超えるハービッグ・ハロー天体が見つかっています。

HH24もまた直径約0.5光年という小領域の天体で、その特徴はビームの様に伸びる細い光の筋です。これは中心の原始星から放出された強力なジェットが衝撃波を生み、ガスが数千度に熱されたことで発光しています。

また、恒星が成長する過程であるハービック・ハロー天体は、数千年の時を経て次の段階に進んでいきます。

▲画像中心の小さく発光しているのがHH24

Image Credit:NASA, ESA, Hubble Heritage (STScI / AURA) / Hubble-Europe Collaboration / Digitized Sky Survey 2
■Herbig-Haro 24
https://apod.nasa.gov/apod/ap151218.html