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NASAのマーズ・リコネッサンス・オービター(火星探査機)が捉えたこの画像は、火星の巨大クレーター「Aram Chaos」(アラム・カオス)の一部分で、大きな湖があったこと示しています。

クレーターといえば円形をイメージしますが、様々な要因によって不規則に変形を繰り返した結果、カオス状態になったものがあり、アラム・カオスはその代表的な例です。
アラム・カオスの直径は約280Km。酸化鉱物が発見されたことからこの辺りにはかつて水があったと考えられているのです。

画像の洪水跡は、約2億5千年前以上前に周辺を含む地形から湧き出た地下水によって作られたもので、数週間から数ヶ月以内という短期間に出来たと推測され、またクレーター部分の底には砂丘が数多く点在しています。

「火星には水が存在した」という定説は以前より言われていますが、火星で見られる玄武岩は地球上のものよりも保水率が高いともいわれ、やはり過去には地下水が存在していたという説を裏付けています。

Image Credit : NASA / JPL-Caltech / Univ. of Arizona
■Uplifted Blocks of Light-Toned Layered Deposits
https://www.nasa.gov/feature/jpl/uplifted-blocks-of-light-toned-layered-deposits
(ヤマグチ)

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