さいだん座にある球状星団「NGC 6397」の美しい星々の画像をハッブル宇宙望遠鏡は捉えています。
「NGC 6397」は南天のさいだん座に存在し、約9000光年という地球に近い球状星団の1つです。主に白色矮星と赤色矮星から構成されており、中心付近は星密度が高くなっていることから、しばし星の衝突が発生しているといいます。また、その中心付近では星の衝突や複数の星の相互作用によって生まれた明るく青い恒星「ブルーストラグラー(青色はぐれ星)」によって「NGC 6397」は多くの宝石を宇宙に散りばめた様な姿をしているのです。
この画像は2006年8月にハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ(ACS)の光学V、近赤外Iによって撮影されました。
Source
- Image Credit:NASA, ESA and H. Richer (University of British Columbia)
- APOD - Globular cluster NGC 6397
文/sorae編集部