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太陽の10億倍以上もの質量を持つ超巨大ブラックホールが、銀河の中央から重力波によってはじかれ移動していることが、ハッブル宇宙望遠鏡を利用した研究で判明しました。
 
今回の観測では、太陽系から80億光年離れた銀河「3C186」を撮影。すでに銀河の中央から3万5000光年離れた位置にいるこのブラックホールは、現在も時速760万キロという超高速にて銀河の中心から遠ざかっています。そしてなんと、2000万年後には銀河から飛び出してしまうと予測されているのです。
 
「このようなブラックホールの移動には、超新星爆発が1億個同時に起きる程のエネルギーが必要です」と、イタリアのRoma Tre Universityにて共同著者を努めたStefano Bianchi氏は語っています。さらに、普通なら銀河の中心に存在しているはずの3C186が中心からだいぶ離れた場所にあることが、研究者を驚かせているのです。
 
現在、科学者はこの奇妙な銀河と巨大ブラックホールの関係を、10〜20億年前に起きた2つの銀河の衝突が原因ではないかと考えています。銀河が衝突する前にお互いの周囲を回転し、これにより重力波が発生。そして合体時に重力波の発生を終えると同時に、一方向に放出してた重力波にブラックホールがはじかれたものと推測されているのです。

今回の研究により、研究者は巨大ブラックホールの合体に関する新たな証拠が見つかったとしています。

 

Image Credit: STScl/ESA
Source: space.com

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