3月14日にESA(欧州宇宙機関)とRoscosmos(ロシア連邦宇宙局)って打ち上げられ、火星で生命の痕跡を探すミッションに旅だった探査プロジェクト「エクソマーズ」。そのエクソマーズから、最初に撮影された画像が地球へと送り届けられました。
現在エクソマーズは今年10月19日の火星到着に向け飛行を続けています。今回の写真は星の撮影を目的としていないのでぼやっとしていますが、エクソマーズの探査機のカメラシステムや地球との通信システムがきちんと動作していることが確認できました。
エクソマーズは2016年と2018年に2回、探査機を打ち上げます。今回打ち上げられた探査機は「トレース・ガス・オービタ」と「スキヤパレッリ」。トレース・ガス・オービタは火星上空を周回し、生命の痕跡と考えられるメタンの存在を確認します。またスキヤパレッリは火星地上でのデータや火星への突入・降下・着陸実験を行ないます。
今回の画像は4月7日にトレース・ガス・オービタの高解像度カメラによって撮影されました。トレース・ガス・オービタのカメラは回転システムを搭載しているので、そのテストのためにも2枚の画像が撮影され、合成されたのです。また、スキヤパレッリのシステムもテストが開始されています。
現在、エクソマーズは5億キロある道のりのうち8300万キロを終えたばかり。同探査機の旅はこの先も続きます。
Image Credit: ESA
■FIRST LIGHT FOR EXOMARS
http://m.esa.int/Our_Activities/Space_Science/ExoMars/First_light_for_ExoMars
■ExoMars spacecraft sends back first image and it looks like static
http://www.cnet.com/news/exomars-spacecraft-sends-back-first-image-and-it-looks-like-static/?ftag=COS-05-10aaa0b
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