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20160328nsat
 
木星に次いで太陽系で2番めに大きな「土星」。土星はその星を取り巻く「環」が象徴的ですが、どうもその土星の環と一部の衛星は恐竜時代よりも最近に形成された可能性が指摘されているんです。
 
地球外知的生命体を探すSETIは、土星の環と一部の衛星は形成から1億年程度しか経っていないことを指摘しています。これは土星が形成された約40億年前より若いのはもちろん、恐竜が地上を闊歩した約2億5000万年前〜6500万年前の途中に形成されたことになります。まぁ、どっちも十分古いといえば古いんですけどね。
 
土星は62の衛星が存在しており、土星からの重力だけでなくお互いにも影響しあっています。SETIのMatija Cuk研究員はコンピューターモデリングを用いて土星の衛星の動作を確認し、その年齢を測定。なかでもテティスやレア、ディオネなど大型の衛星を観測したところ、それらの軌道や傾きが予想よりも大きく変わっていないことを発見しました。これは、これらの衛星が誕生してから長い年月が経っていないことを意味します。
 
これについて、Cuk研究員は「衛星は常に軌道を変えるのですが、土星の衛星を観測したところ、おそらく土星の歴史の2%以内のうちに誕生したことが判明しました」と解説しています。また、土星の環は衛星の形成の過程と同時期に作られたことも報告しています。
 
この研究はタイタンなど一部の衛星には当てはまらないとのことですが…。あの土星の輪が最近(といっても1億年前)できたと言われても、なんだか不思議な気分です。むしろ、恐竜が長生きしすぎたとでも考えればいいのでしょうか?
 
Image Credit: Slash Gear
■New research suggests Saturn’s rings & moons may be younger than dinosaurs
http://www.slashgear.com/new-research-suggests-saturns-rings-moons-may-be-younger-than-dinosaurs-26433577/

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