美しい星とオーロラのコラボレーション
円形に流れる星空と美しいオーロラ、そしてそれを反射する湖…。何もかもが幻想的に美しいこの写真は、カナダにあるバンフ国立公園のミネワンカ湖で撮影されました。
今回の写真を撮影したDeepanshu Aroraさんは、「星の撮影中にオーロラが始まったんだけど、暗闇の中のオーロラは信じられないような光景で、本当に美しかったよ」と語っています。
上のような写真は、カメラを夜空に向けて長時間露光(シャッターを開け続けること)することにより撮影できます。星の流れの一部を切り取るようにして撮影すれば線状の、そして北極星を中心にして撮影すれば、上のような美しい同心円状の星の軌跡が撮影できるのです。
また、オーロラは太陽からの太陽風が地球上空の大気に干渉することで起きるとされています。オーロラは北極や南極付近では観測されず、オーロラ帯と呼ばれる緯度60度〜70度の地点で多く観察されます。今回オーロラが観測されたミネワンカ湖は北緯51度程度ですが、このような地点でもオーロラが観測されることもあるんですね。
Deepanshuさんのフェイスブックアカウントでは、その他にもとっても綺麗な夜空の画像が公開されています。空気の澄んだ冬は、天体観測にはもってこいの季節。ちょっと寒いですが、このような長時間露光による美しい夜空の撮影にチャレンジしたくなってしまいますね!
Image Credit: Deepanshu Arora
■Star Trails and a Green Auroras Shine in Astrophotographer Photo
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