11月14日は約70年ぶりの大きさとなる「スーパームーン」で盛り上がりましたが、実は今月の12月14日もスーパームーンだって知ってましたか? スーパームーンは年に何回か起きることもあるのです。これについて、NASAは特集ページを公開しています。
スーパームーンとは占星学の言葉で、一般的に月が地球に最接近(90%以内)した場合に用いられます。ただし、NASAはもっと大まかに「普段より地球に近い満月」として捉えているようです。月は地球を楕円軌道で周回しているので、満月にも遠い満月と近い満月があるんですね。そして、今年は年末に3回も月が地球に近づくラッキーな年なんです。
またスーパームーンでは、月が最大で14%大きく、あるいは最大30%明るく見えます。ただし毎日月を観察している人でないと、この違いに気づくのは難しいかもしれません。さらに日本での満月は14日の09:05なので、この時間には月は地面の下に隠れています。ですので大きく丸い月を見るには14日の晩ではなく、14日の未明がよさそうです。
なお、今月の13日未明〜14日はふたご座流星群がピークとなります。また星空予報を見ると、13日の夜は全国的に曇りとなっています。流星群の観測には天候も明るい月も妨げとなってしまいそうですが、はたして今年は美しい天体ドラマを観察することはできるのでしょうか?
Source
- Image Credit: Sky and Telescope, Laurent Laveder
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