
1945年に特攻隊員として戦死した少年兵が、家族へあてた手紙や漫画などをまとめた一冊の本が偕成社より刊行されます。
「まんが少年、空を飛ぶ」と題されたこの作品は、1925年に生まれ、19歳で特攻隊員となり戦死した少年兵「山崎祐則(やまさきすけのり)」が、入隊後に家族の元へ送った手紙や、幼い頃から書いていたという漫画を掲載した作品。
漫画では、軍での訓練の様子や、生活の様子などが描かれており、パイロットになったことを報告する手紙には、生きては帰れないかもしれないことを示唆し、手紙を送った一ヶ月後に少年は戦火に散りました。
出版にあたり偕成社は、「戦争によって失われたかけがえのない才能と、戦争の時代を夢も希望ももって生きたひとりの若者の人生を今に伝える大切な一冊」と紹介しています。
「まんが少年、空を飛ぶ」の書店への配本日は8月21日を予定しています。
Image Credit : 偕成社
■「まんが少年、空を飛ぶ」特攻隊員・山崎祐則からの絵手紙
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784030166608
(ヤマグチ)