サウスウエスト機、飛行中にエンジン爆発し1名死亡 金属疲労の指摘


 
2018年4月17日(現地時間)、サウスウエスト航空が運行するボーイング737飛行中にエンジンが爆発し、空港へと緊急着陸を行ったものの1名が死亡しました。
 
ニューヨーク発ダラス着のWN1380便はラガーディア空港を離陸。しかしその直後にエンジンから爆発音が聞こえ、破片が窓にあたり大きく破損。そして乗客の女性の上半身が窓から吸い出され、他の乗客が体を抑えたものの残念ながら死亡が確認されました。
 
フィラデルフィアに緊急着陸を行ったMW1380便は、消火活動の後にNTSB(国家運輸安全委員会)が調査を実施。初期報告によれば、ファンブレードを構成するチタン製ブレードの1個が根本から破損していることを確認。またその破損跡からは金属疲労の証拠が見つかったとしています。
 
NTSBのロバート・スウォルト(Robert Sumwalt)委員長は、このような金属疲労によるトラブルは主要な問題だとし、潜在的なクラックに関する調査の可能性についても言及しています。
 
Image Credit: Joe Marcus(Twitter)
■After deadly 737 engine explosion, clues to what went wrong
https://www.seattletimes.com/business/boeing-aerospace/one-southwest-passenger-dead-others-injured-after-boeing-737-engine-blowout/
(文/塚本直樹)

最終更新日:2022/10/13