NASAが開発をすすめる、静音性にも気を配った次世代超音速ジェット旅客機「Xプレーン」。ブルームバーグの報道によれば、そのデモ機製造に関する入札が2017年8月にも行われるそうです。
2017年6月に小型なスケールモデルの飛行に成功したXプレーン。その特徴はコンコルドのように超音速で飛行できるだけでなく、「静音性」にも気を配っているいることです。共同開発をおこなうロッキード・マーティンの担当者によると、その騒音は65dB程度に抑えられるとのこと。これは自動車の中での騒音や、騒がしいレストランと同程度だとしています。
次世代超音速ジェット旅客機はシングルエンジンで、航続距離は1万7000km弱。またロサンゼルスからニューヨークを3時間程度で結ぶことができるとされています。そして、世界の主要エリアで2022年までにテスト飛行が始まる予定です。
そしてこの技術は民間の航空機メーカーに共有され、将来的な旅客機製造に活かされる予定です。
Image Credit: NASA
■Nasa is moving forward with its plans for a super-quiet supersonic jet
http://www.techradar.com/news/nasa-is-moving-forward-with-its-plans-for-a-super-quiet-supersonic-jet
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