飛行機で時間を潰すのに役立つのが、免税品のカタログと座席モニター。しかしエコノミークラスの座席モニターは小さく操作しにくくディスプレイ品質が低く、正直微妙だな〜と思った人も多いでしょう。そしてアメリカン航空は、新型機にて座席モニターを廃止すると発表しているのです。
この変更は、今年後半に始まる「ボーイング737 MAX」の導入と共に予定されています。声明によれば、アメリカでは90%の乗客がスマートフォンやタブレット端末を持ち込んでいます。そこでアメリカン航空は座席モニターよりも、高速インターネットや他のエンターテイメントの提供に力を入れようとしているのです。
具体的には、機内Wi-Fiにてオンデマンドによる映画やテレビ番組、あるいはテレビ放送を流すことを検討しています。しかも、これらのコンテンツは無料で提供される予定です。ですので、金額面での乗客の負担は増えないことになります。
一方デルタ航空航空は「座席モニターによるエンターテイメントも提供するのが我々の選択です」と語るように、すべての航空会社が座席モニターの廃止に向けて動いているわけではありません。
アメリカン航空では、国際線で運用する従来機では座席モニターは廃止しないとしています。個人的には座席モニターはほとんど使わずタブレットを使うので、ぜひ廃止して座席スペースを広くして欲しいなぁ、なんて思ってしまいます。
Image Credit: Wikimedia Commons
■American Airlines ditching in-seat video screens in new 737 aircraft
http://www.theverge.com/2017/1/26/14399394/american-airlines-onboard-video-screens-removed-no-streaming
■American Airlines eliminating in-seat screens on new jets
http://money.cnn.com/2017/01/25/technology/american-dropping-screens-from-boeing-737-max/
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