「格安航空会社」はなぜ安いの? 脅威のシステムが明らかに…

20160603nkakuyasu
 
最近は当たり前な選択肢として利用される、「格安航空会社(LCC)」。乗ってみると座席がキツキツだったり水が出なかったりと色々ありますが、それでも従来の航空会社の半分、あるいは3分の一しかしないチケット価格は非常に魅力的です。しかし、同じ飛行機を同じ区間で飛ばすのになぜこんなに安いのでしょう?
 
今回の動画では、格安航空会社(LCC)がなぜ安いのかをわかりやすく解説しています。約8分半の動画ですが、忙しい方はこの後の概要をご覧ください。
 

 
まず、格安航空会社は最新の航空機を大量に発注します。最新の航空機はもちろん値段が高いのですが、それ以上に燃費が良いのでランニングコストを押し下げることができます。また、大量発注による機種代金の大きな値引きがあるのは言うまでもありません。
 
そして、格安航空会社は所有する航空機の機種を1つに絞ろうとします。これによりパイロットやメカニック、フライトアテンダント、地上オペレーターなどの教育費用を削減することができます。そして座席をリクライニングできなくさせたり、新人のフライトアテンダントを採用しさまざまや役目を負わせる、食事を有料にする、ステップで飛行機に搭乗させるなど、サービスも同一ではありません

さらに、格安航空会社は大都市の近郊の小さな空港を利用します。これにより空港使用料を抑え、さらに空港との交渉で遅延の際の取り扱いなど、さまざまな有利な条件を引き出します。
 
最後に、空港についた航空機は30分〜45分間のインターバルを経て、一日中各地を飛び回ります。またハブ空港を持たず路線を多様化する、他社との接続をしないなど、できるだけ路線運用がシンプルになるように心がけます。
 
これらの気の遠くなるような努力を経て、格安航空会社は従来の航空会社よりもずっと高い利益率を叩き出しています。格安航空会社、侮れません。そのシステムに興味をお持ちでしたら、ぜひ一度動画を見てくだいさい。
 
Image Credit: YouTube
■This is how budget airlines are so cheap
http://bgr.com/2016/06/01/budget-airlines-pricing-revealed-easyjet-ryanair/

関連記事