危機一髪。航空機が間違えて「道路に着陸」しかけるも…

20160525nindia
 
いくら技術が進んでも、ヒューマンエラーをなくすことはできないのでしょうか。インドの格安航空会社のIndiGoの航空機が、滑走路ではなく道路に着陸しそうになるアクシデントが今年の2月27日に発生したとの報告が入ってきました。
 
報道によると、IndiGOのエアバス A320はジャイプル空港に向けて降下を開始していましたが、パイロットは間違えて並走する道路にアプローチを開始。道路の上に900フィート(約270m)まで近づきましたが、アラートにより自分のミスに気づき着陸を中止しました。もしアラートがなければ2分以内にも着陸していたというのですから、かなり危険な状況であったことは間違いないでしょう。
 
また、運行時にはオートパイロットはオフにされていました。ただし、地上への接近警報(EGPWS)がきちんと動作してアラートを鳴らしたので、危機を回避できた形になります。その後、航空機は2度目の着陸で無事ジャイプル空港に着陸しています。
 
なお、この航空機を操縦していた2人のパイロットはライセンスの停止処分が下されました。なぜこのようなミスが起きたのかの究明と今後の予防策が求められますが、まずは大事故にならなくて一安心、といったところでしょうか。
 
Image Credit: Defenceaviationpost
■IndiGo pilots mistake road for runway, almost land there
http://timesofindia.indiatimes.com/city/delhi/IndiGo-pilots-mistake-road-for-runway-almost-land-there/articleshow/52409262.cms

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