飛行機と言うのものは、サイズが大きくなるだけでここまで迫力が出るのですね。世界最大の飛行機として知られる「An-225 ムリーヤ」が、本日オーストラリアへの初飛行のために中継地点のプラハへと着陸しました。
An-225 ムリーヤはウクライナのアントノフ設計局が開発した大型輸送機で、世界最大の離陸重量を誇っています。もともとはソ連の宇宙帰還機「ブラン」の輸送のために1980年代に開発された機体で、なんと世界に一機しか存在しません。またその機体の大きさにもかかわらず、高い運動性を誇ることでも知られています。
今回、An-225 ムリーヤはチェコからオーストラリアへと130トンの発電機を運送するために運行されました。航路はウクライナからチェコ、トルクメニスタン、インド、マレーシア、オーストラリアまでの合計約1万6000km。また、同飛行機は一年に1〜2回しか飛ばないので今回の飛行シーンはなかなか貴重なものとなります。
貨物室を客室にすれば1,500人以上を収納できるともいわれるムリーヤですが、乗員はたったの6人。航空機ファンからすると、なんとも贅沢?な旅路ですね。
Image Credit: HD1080ide
■World's biggest airplane makes rare flight across 3 continents
http://mashable.com/2016/05/12/world-largest-airplane-prague-perth/#0L5TDQSbREqz