太陽光によるソーラー発電のみでの世界一周を目指している飛行機「Solar Impulse 2」。現在その旅路のまっただ中ですが、5月2日にはカリフォルニアのマウンテンビューを飛び立ち、5月3日に無事アリゾナのフェニックスに到着しました。
今後、Solar Impulse 2はアメリカのいくつかの都市に降り立ち、その後ヨーロッパを経由して出発地のアブダビを目指します。
このSolar Impulse 2を操縦するのは、パイロットのBertrand Piccardさん。2015年の3月にアブダビを旅立って以来、日本からハワイまでの117時間のフライトや、ハワイからカリフォルニアまでの62時間のロングフライトを成功させてきました。今後の山場となるのは大西洋を横断する航路と、ヨーロッパからアブダビまでの航路になります。
Piccardさんは今回の飛行を前にして、「私たちはアメリカを横断する冒険を続けます。私たちの目標はもし飛行機が燃料なしに昼も夜も飛ぶことができれば、クリーンテクノロジー産業の可能性が環境保護と両立することをすべての人達に示すことができるのです」と語っています。
今後、Solar Impulse 2はアメリカ中部を中継してニューヨークへと向かいます。ソーラー発電だけで飛行するこの飛行機も素晴らしいですが、Piccardさんの冒険心もまた賞賛されるべきでしょう!
Image Credit: Solar Impulse
■Phoenix bound: Solar Impulse 2 begins 10th leg of round-the-world flight
http://www.gizmag.com/solar-impulse-arizona-10th-leg-round-the-world/43093/
最終更新日:2022/11/15