エアバスは新たなシートの形を探している
飛行機で時として問題になるのが、シートのレイアウトが柔軟でないこと。力士さんのように体の大きい方は、時として2座席分を購入することもあると聞きます。そんな問題を解決すべく、エアバスは「太った人でも快適に座れるベンチシート」の特許を新たに出願しました。
「Re-Configurable Passenger Bench Seat,」と名付けられたこの特許では、イラストのように飛行機にベンチシートを取り入れようというアイディアが説明されています。ベンチ上のシートなら搭乗者の体型に合わせて、たとえば太った人なら2人、痩せている人なら3人、あるいは大人2人と子供2人がシートに違和感なく座ることができます。また、シートベルトのレイアウトも座る人数に合わせて変更することができます。
エアバスによると、今回の特許は太った乗客やお年寄りの乗客からの要望から生まれたものでした。これまでもより効率良く乗客を搭乗させようという特許がさまざまな航空会社から提出されてきましたが、結局シートの形状は見慣れたソファー型から変わっていません。今回のベンチ型のシートも、乗客を安定して座席に固定するという意味では若干の不安を感じます。
それでも座席の一部にこのようなベンチシートを導入して、より多くの顧客の要望に応えるという形なら、今回の特許も役に立つ日がくるかもしれませんね。
Image Credit: USPTO
■Airbus wants to put overweight flyers on benches
http://www.theverge.com/2016/2/22/11091168/airbus-patent-airplane-bench-overweight-passenger