三菱航空機と三菱重工業は2015年11月11日午前、開発中のリージョナル・ジェット機「MRJ」(Mitsubishi Regional Jet)の飛行試験機初号機による初飛行を実施した。
MRJの飛行試験機初号機は、2015年11月11日9時40分ごろ(日本時間)、愛知県にある県営名古屋空港を離陸した。そして約1時間ほど周辺を飛行した後、11時5分ごろに名古屋空港に着陸した。
今回の初飛行後、三菱航空機は「今後、MRJはさらなるテスト・検証を経て、型式証明の取得を目指してまいります。さらにお客様への納入、路線への就航、量産体制の構築を目指し、航空輸送への参画に向かって進めてまいります。みなさまと共に世界各地の大空を飛ぶその日まで。MRJにぜひご期待ください」と発表した。
MRJは三菱航空機と三菱重工業が開発している70~90席クラスのリージョナル・ジェット機で、国産旅客機としては「YS-11」以来約50年ぶり、またジェット旅客機としては日本初の航空機である。
2017年ごろの運用開始を目指しており、これまでに国内外の航空会社から、400機を超える受注を取り付けている。
Source
- Image Credit: 三菱航空機/Ustream
- USTREAM - MRJ First Flight Live
Last Updated on 2022/10/19