「ファルコン9」ロケットのフェアリング回収失敗 今後はパラフォイルを大型化へ


 
2018年2月22日(現地時間)に打ち上げられた、スペースXの「ファルコン9」ロケット。ペイロードの軌道投入には無事投入しましたが、同社が計画していたペイロード・フェアリングの回収には残念ながら失敗してしまいました。
 
ロケットの先端にはペイロードを保護するためのカバー「ペイロード・フェアリング」がついており、そのカバーは打ち上げの最中にロケットから分離して落下します。従来はこのペイロード・フェアリングは使い捨てされていたのですが、スペースXはこれを専用の回収船のネットで捕獲し、再使用することで打ち上げコストの低減を狙っているのです。
 

 
今回ファルコン9のペイロード・フェアリングはスラスタ(小型エンジン)とガイダンス・システム、そしてパラフォイルを搭載し、減速しながら位置をコントロールし海へと向けて落下。そして船体後部にグローブのようなネットを搭載した専用の回収船「Mr. Steven」を派遣したのですが、残念ながらフェアリングの一つは船から数百メートルの海上へと落下してしまいました。
 
スペースXのイーロン・マスク氏は今後の改善策として、パラフォイルをより大きくすると発言しています。600万ドル(約6億円)するとされるロケットのペイロード・フェアリング、その回収はどれだけロケットの経済性を改善するのでしょうか。
 
Image Credit: スペースX
■SpaceX tried to catch its rocket’s nose cone with a giant net — and just missed
https://www.theverge.com/2018/2/22/17039860/spacex-falcon-9-payload-fairing-mr-steven-net-catch
(文/塚本直樹)

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