ESA、大気観測衛星「Sentinel-5P」打ち上げ成功 「ロコット」ロケット利用

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ESA(欧州宇宙機関)は2017年10月13日(現地時間)、ロシアの「ロコット」ロケットを利用して大気観測衛星「Sentinel-5P」を打ち上げました。
 
モスクワから離れること約500kmのプレセツク宇宙基地から、5時27分(現地時間)打ち上げられたロコット。打ち上げから1.5時間後には人工衛星からの信号が受信され、打ち上げの成功が確認されています。
 
このSentinel-5Pは、EUの地球観測ミッション「コペルニクス計画」の一環として打ち上げられました。そのミッションは、全世界の大気の汚染を観測すること。同人工衛星は観測機器「Tropomi」を利用し、二酸化窒素や二酸化硫黄などの汚染物質を観測します。またその解像度も3.5/7kmという、これまでにないレベルを達成しています。
 
コペルニクス計画では、Sentinel-5Pを含めてすでに6つの人工衛星が投入されています。現在活動中の大気汚染観測衛星は2004年に打ち上げられたNASAの「Aura」となっており、すでに活動予定期間を過ぎていました。ですので、今後はSentinel-5Pが大気汚染の観測に大きな役割を果たすことになるでしょう。
 
Image Credit: ESA
■Europe Launches Satellite to Map Air Pollution in Unprecedented Detail
https://www.space.com/38457-europe-launches-sentinel-5p-air-pollution-satellite.html

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