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20170821nca
 
これまで長らく土星を観測し続けてきた探査機「カッシーニ」ですが、いよいよ土星大気への突入に向けた最後の飛行を開始しました。
 
まず8月14日に、カッシーニはラスト5回の周回飛行の1回目となる、土星の大気上層での飛行を実施。「グランド・フィナーレ」と呼ばれる最後の飛行ミッションでは同探査機は5回の飛行を終えた後、土星をもう1周して大気圏の中に突入します。そして、大気圏の中で燃え尽きることでその寿命を終えるのです。
 
カッシーニが飛行する高度は、土星上空から1630〜1710kmほど。土星大気の密度に合わせてスラスタを制御し、その高度を保ちます。またその飛行の途中に、土星のオーロラや温度、そして大気の渦や極地に関する観測を行います。さらに、9月11日には土星衛星の「タイタン」でもスイングバイを行う予定です。
 
カッシーニは9月15日に土星大気に突入し機体が失われますが、、スラスタがカッシーニのアンテナを地球へと向けられず通信が途絶する最後までは、地球へとデータを送信し続ける予定です。
 
Image Credit: NASA/JPL-Caltech
■Cassini Saturn Probe Preps for Last Hurrah
https://www.space.com/37826-cassini-saturn-mission-making-final-orbits.html

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