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20170406nx
 
3月31日に成功した、スペースXによる再利用ロケット「ファルコン9」の打ち上げ。昨年4月に打ち上げた同ロケットの第1段を再度利用して打ち上げられたロケットは、第1段を再度着陸させさらに人工衛星の投入にも成功しました。そして同社の社長によると、この再利用ロケットの打ち上げではコストを半分以上に削減できたというのです。
 
スペースXの社長のGwynne Shotwell氏は第33回スペースシンポジウムにて、再利用ロケットの将来における大幅なコストカットに言及。そして、再利用ロケットの整備にかかったコストロケット第1段を新造するのに比べて半分以下に収まったと発言しているのです。ロケット第1段の製造コストは明かされていないものの、たしかにこれならロケット全体の打ち上げコストも引き下げることができるでしょう。
 
さらにスペースXは、現在ロケット第2段とフェアリングの回収も予定しています。ロケット第2段の回収はより打ち上げ能力の大きいロケット「ファルコン・ヘビー」のテスト打ち上げにて、そして人工衛星などを格納するフェアリングの回収も年内に行われる予定です。このフェアリングは600万ドル(約6.6億円)と、なかなか高価。また先日のロケット打ち上げでも一応フェアリングの回収は試みられ、その状態はとてもよかったそうです。
 
それ以外にも、スペースXは「ロケットの24時間以内の打ち上げ」という目標を掲げています。ロケットをこれだけ迅速に打ち上げることができれば同社の衛星打ち上げの契約を消化できるだけでなく、ロケット打ち上げビシネスのスピードと投資回収の計画を大きく変えることになるでしょう。
 
Image Credit: SpaceX
■SpaceX gaining substantial cost savings from reused Falcon 9
http://spacenews.com/spacex-gaining-substantial-cost-savings-from-reused-falcon-9/

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