ルビーやサファイアの雲を持つ惑星「HAT-P-7 b」存在か 1040光年先の巨大ガス惑星

20161214nexo1
 
まるでおとぎ話のようなストーリーです。科学者は1,040光年先にある巨大ガス惑星「HAT-p-7b」の天候システムを初めて観測したのですが、そこではルビーやサファイヤの雲が焼け付く風に吹かれている可能性があるというのです。
 
系外惑星の発見に活躍しているケプラー宇宙望遠鏡を利用した今回の観測では、地球の16倍も大きいHAT-p-7bの光の反射を観測。また同惑星は自転と公転が同期しており、恒星に常に同じ面を見せています。そして夜側で誕生した雲が風に運ばれ昼側で蒸発するのですが、HAT-p-7bの最も明るい場所が移動していることを発見します。
 
またHAT-p-7bの昼側は1,700度と鉄が溶けるほど高温で、それにより「朝」の雲はコランダムやペロブスカイトで構成されていることが予測できます。このうちコランダムは含有する不純物イオンによりルビーやサファイヤと呼ばれる鉱物で、それゆえに同惑星にはカラフルなルビーやサファイヤによる雲が存在する可能性が指摘されているのです。
 
ウォーリック大学のDavid Armstrong教授は、「おそらく、ルビーの雲は惑星をぼうっと出現したり消えたりしながら移動しているのでしょう」と語っています。また同教授は、今後の打ち上げが予定されているジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡やESAの「PLATO」にて、さらに詳細な観測を期待しているのです。
 
1,000光年以上先の惑星ということでこちらからルビーやサファイヤを採掘(採取?)しには行けませんが、それにしても夢のある話ですね。
 
Image Credit: NASA/JPL-Caltech
■Curiosity Finds Mars May Be Covered in Organic Materials
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