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以前は潜水艦を探す「対潜水艦ドローン」を紹介しましたが、今回は海面の下を征く「潜水艦型ドローン」です。ボーイングが開発した潜水艦型ドローン「Echo Voyager」は人の手助けなしに数ヶ月運行し、ミッションを遂行することができます。
 
Echo Voyagerは全長が51フィート(約16m)の潜水艦で、偵察や深海探索、さらには軍事的なミッションもこなすことができます。動力機関はハイブリッドシステムで、補給なしに最低6ヶ月のミッションが可能です。さらに、潜水艦の進水に特別なサポート船も必要ありません。
 
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=L9vPxC-qucw[/youtube]  
最大潜行深度は1万1000フィート(約3,300メートル)。ボーイングは以前にも
Echo RangerやEcho Seekerなどの類似艦を作成していますが、それらは小さくさらに2〜3日しか水中で駆動することができませんでした。Echo Voyagerがいかに進化し、そして現実的なミッションが可能なドローン潜水艦として開発されたかがわかりますね。
 
ボーイングのランス・タワーズ氏は以下のように語っています。「Echo Voyagerは海中でデータを集め、海面に向けて浮上し、オペレーターに環境データをリアルタイムで送信することができます。既存のドローン潜水艦は毎日のオペレーションに海上艦を必要としましたが、Echo Voyagerはそのような必要はなく、コストも削減できます」
 
Echo Voyagerは今年の夏に、カルフォルで運用のテストが行われる予定です。近年は空を飛ぶドローンを市街地戦に用いたり、あるいはドローン船による無人ミッションなども計画されています。遠くない将来、ドローンによって前線から人がいなくなることはありうるのでしょうか?
 
Image Credit: Boeing
■Water drone: Boeing launches incredible unmanned super-submarine (VIDEO)
https://www.rt.com/viral/335381-drone-submarine-marine-warfare/

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