H-IIB F5
Image Credit: 三菱重工業
 きょうの夜に予定されている打ち上げに向け、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)を搭載したH-IIBロケット5号機の準備作業が着々と進められている。
 打ち上げ時刻は8月19日の20時50分49秒(日本標準時)に設定されている。打ち上げが可能なタイミングは1日に1度しかないため、何らかの問題が発生した場合は、その時点で延期が決定する。
 19日の0時38分には、天候判断が行われ、ロケットを組立棟から射点へと移動させる作業にGoの指令がかけられた。そして4時30分から機体移動が開始され、ドーリーというムカデのような専用トレーラーに載せられたロケットは、組立棟から射点までの約500mの距離を約30分かけて移動した。
 そして10時5分には、「ターミナル・カウントダウン」と呼ばれる作業を開始できるかどうかの判断が行われ、ロケットや「こうのとり」5号機、射場設備、追跡管制網など、各系の作業状況および気象状況等の確認が行われた結果、許可が下された。
 ターミナル・カウントダウン作業では、推進剤(液体酸素と液体水素)をロケットが充填される他、機体位置や姿勢の初期設定、電波系統の点検、姿勢制御系の作動点検などのが行われることになっている。
 最新の気象情報によると、きょう19日の種子島宇宙センター周辺の天候は晴れ時々曇りという好天で、強風や雷などが発生する見込みもないという。
「こうのとり」5号機には、水や食料、生活用品をはじめ、実験装置、またISSのシステムで使われる部品など、およそ約5.5トンもの補給物資が搭載されている。
 打ち上げ後、「こうのとり」5号機は約15分で地球をまわる軌道に入り、5日後の8月24日にISSへと到着する予定となっている。
 到着時に「こうのとり」5号機をISSのロボット・アームで捕まえる役目は、現在ISSに滞在中の油井亀美也宇宙飛行士が務める。またその際、地上からのサポートを、若田光一宇宙飛行士が務めることになっている。
 到着後は物資の搬出作業などが行われた後、ISSで発生したゴミや、不要になった実験機器などを搭載し、9月下旬にISSから離脱。その翌日に大気圏に再突入して燃え尽き、ミッションを終える予定となっている。
■三菱重工|MHI打上げ輸送サービス H-IIA/H-IIBロケット│H-IIBロケット5号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)打上げ カウントダウンレポート
http://h2a.mhi.co.jp/mission/countdown/h2b_f5.html

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