ロシアのゲナディ・パダルカ宇宙飛行士、合計宇宙滞在日数の世界記録を更新

Cosmonavt Gennady Padalka
Image credit: Roskosmos
 国際宇宙ステーションに(ISS)に滞在中のロシア人宇宙飛行士、ゲナディ・パダルカ(ギナージィ・パーダルカ)さんが協定世界時6月28日、合計宇宙滞在日数の世界記録を更新した。
 これまでの世界記録は、ロシアのセルゲイ・クリカリョフ(シルゲーイ・クリカリョーフ)宇宙飛行士が、計6回のミッションを経て、2005年に樹立した806日と9時間41分だったが、協定世界時2015年6月28日22時42分(日本時間2015年6月29日7時42分)、パダルカ飛行士がこの記録を抜いた。
 パダルカ飛行士は現在、第43/44次長期滞在員としてISSに滞在中で、9月11日に帰還する予定となっている。最終的な滞在日数は877日になる予定だ。
 パダルカ飛行士は1958年6月21日にソヴィエト連邦のクラスナダールで生まれ、1979年からソ連空軍に所属し、パイロットとして6機種の航空機に搭乗し、計1500飛行時間を記録。また300回を超えるパラシュート降下も経験している。
 その後、1989年に宇宙飛行士候補生に選ばれ、訓練を開始。1991年にテスト宇宙飛行士としての認定を受けた。1996年からは「ソユーズTM」宇宙船や、宇宙ステーション「ミール」への搭乗訓練を始め、そして1998年8月13日、ソユーズTM-28宇宙船に乗りミールへと飛行。翌1999年2月28日に地球に帰還した。
 同年からはISSへの搭乗訓練を始め、2004年にソユーズTMA-4宇宙船に乗り、ISSに約半年間滞在した。2009年にはソユーズTMA-14宇宙船で再びISSを訪れ、約半年間滞在。さらに2013年にもソユーズTMA-04M宇宙船でISSに約半年間滞在をしている。
 またミッション中には合計9回もの船外活動(宇宙遊泳)も行っており、総活動時間は33時間6分にもなる。
 そして今年3月27日には、ソユーズTMA-16M宇宙船で5度目となるミッションを開始。現在もロシアのミカエル・コニエンコ飛行士と、NASAのスコット・ケリー飛行士と共に、第43/44次長期滞在員(Expedition 43/44)としてISSでの長期滞在を続けている。この中でパダルカ飛行士は、ISSのコマンダー(船長)を務めている。
 パダルカ飛行士は今年9月11日までISSに滞在する予定で、9月1日にISSにやってくる予定の、欧州宇宙機関(ESA)のアンドレアス・モゲンセン宇宙飛行士と、カザフスタン宇宙庁所属のアイディン・アイムベトフ宇宙飛行士と共に、ソユーズTMA-16M宇宙船に乗って地球に帰還する計画となっている。帰還が予定通りなら、最終的な滞在日数は877日になる予定だ。
 2位となったクリカリョフ宇宙飛行士はすでに宇宙飛行士を引退しており、また3位以下の記録を持つ飛行士らも、引退か、もしくは引退こそしていないが高齢であるため、抜き返すことは難しい。さらにISSの宇宙滞在は1回につき半年間が基本であり、またパダルカ飛行士のように5回も宇宙に行ける機会が与えられる飛行士もそうそういないため、当面の間、パダルカ飛行士の記録が抜かれることはないだろう。
■РОСКОСМОСさんはTwitterを使っています: “Сегодня космонавтом РОСКОСМОСА Геннадием Падалкой был побит рекорд суммарной продолжительности пребывания на орбите http://t.co/FAKjk6uU13”
https://twitter.com/fka_roscosmos/status/615370273953595392

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