Soyuz TMA-15M
Image credit: NASA
 199日間にわたって国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した、3人の宇宙飛行士を乗せた「ソユーズTMA-15M」宇宙船が、日本時間今夜、地球に帰還する。当初の計画では5月14日に帰還する予定だったが、4月28日にプログレスM-27M補給船の打ち上げ失敗事故が発生したことで延期され、約1か月遅れでの帰還となる。
 現在のところ、日本時間2015年6月11日19時20分に、ソユーズTMA-15MはISSのラスヴェート(ラスヴェット)・モジュールから出港し、22時43分にカザフスタン共和国に着陸する予定となっている。着陸の模様は「NASA TV」で、インターネットを通じ生中継される。
 ソユーズTMA-15Mで帰還するのは、第42/43次長期滞在員としてISSに滞在していたテリー・バーツ(NASA)、アントン・シュカプレロフ(ロスコスモス)、サマンサ・クリストフォレッティ(欧州宇宙機関(ESA))の3人の宇宙飛行士だ。
 彼らは2014年11月24日にソユーズTMA-15MでISSに到着し、先に滞在していた第41/42次長期滞在員の3人と合流し、6人体制の運用を開始した。その後、第41/42次長期滞在員は今年3月12日にソユーズTMA-14M宇宙船で地球に帰還、一時的にISSは3人体制となったが、3月23日にはソユーズTMA-16M宇宙船で、新たに3人の宇宙飛行士が到着し、ふたたび6人体制での運用が続いていた。
 当初の計画では、バーツ、シュカプレロフ、クリストフォレッティ飛行士の3人は5月14日に地球へ帰還する予定だったが、4月28日にプログレスM-27M補給船が打ち上げに失敗した影響で延期となり、約1か月遅れでの帰還となる。宇宙滞在日数も予定より延び、199日となった。
 帰還に先立って、10日にはISSのコマンダー(船長、司令官)の交代式典が開催され、これまで指揮を執っていたバーツ宇宙飛行士から、ゲナディ・パダルカ宇宙飛行士へと指揮権が移された。なお、ISSではバーツ宇宙飛行士がコマンダーだったが、ソユーズTMA-15Mではシュカプレロフ宇宙飛行士がコマンダーを務める。
 ソユーズTMA-15Mは6月9日に、ISSとの通信試験中にスラスター(小型のロケット・エンジン)が突如、意図せず噴射する事故を起こしている。噴射によりISSの姿勢が変化したものの、NASAやロシア連邦宇宙庁によるとISSの船体や宇宙飛行士たちに大きな影響はなく、帰還にも影響はないとしている。
 なお、7月23日から25日にかけては、オレッグ・コノネンコ宇宙飛行士(ロスコスモス)、チェル・リングリン宇宙飛行士(NASA)と共に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の油井亀美也宇宙飛行士を乗せたソユーズTMA-17M宇宙船の打ち上げが予定されている。
写真-NASA。
■Last Full Day in Space for Expedition 43 as Station Changes Command | Space Station
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2015/06/10/last-full-day-in-space-for-expedition-43-as-station-changes-command/

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