Progress-M-27M
Image credit: Roskosmos
 ロシア連邦宇宙庁(ロスコスモス)は5月12日、今月15日に予定していたソユーズTMA-15M宇宙船の、国際宇宙ステーション(ISS)から地球への帰還を延期すると発表した。また5月26日に予定していたソユーズTMA-17M宇宙船の打ち上げも延期し、さらにその打ち上げよりも前に、新しいプログレス補給船の打ち上げを実施するという。
 すでに米航空宇宙局(NASA)や、欧州宇宙機関(ESA)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)も同様の発表を行っている。
 当初の予定では、今月15日にソユーズTMA-15Mが帰還し、26日にソユーズTMA-17Mを打ち上げるとされていた。しかし、新しく発表された予定では、ソユーズTMA-15Mの帰還を6月上旬とし、また7月上旬にプログレスM-28M補給船を打ち上げ、それに続いて7月下旬にソユーズTMA-17Mを打ち上げるという。
 これは、先月末に発生した、プログレスM-27M補給船が制御不能に陥るという事故を受けたもので、その原因の調査と、再発防止のための対策に時間がかかること、また次のソユーズ宇宙船の打ち上げよりも先に、無人のプログレス補給船を打ち上げることで、安全性を確認すると共に、プログレスM-27Mで届けられなかった補給物資を送り届けることを意図したものであると思われる。
 ソユーズTMA-15Mは2014年11月24日に、アントン・シュカプレロフ宇宙飛行士(ロスコスモス、ソユーズのコマンダー)、サマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士(ESA、フライト・エンジニア)、テリー・バーツ宇宙飛行士(NASA、フライト・エンジニア)の3人を乗せて打ち上げられ、これまでに約6か月間にわたってISSに滞在し、実験などを行っている。
 一方のソユーズTMA-17Mには、オレッグ・コノネンコ宇宙飛行士(ロスコスモス、ソユーズのコマンダー)、油井亀美也宇宙飛行士(JAXA、フライト・エンジニア)、チェル・リングリン宇宙飛行士(NASA、フライト・エンジニア)の3人が乗り、ソユーズTMA-15Mに搭乗した3人の宇宙飛行士らと入れ替わる形で、ISSに滞在することになっている。
■РОСКОСМОС: НАЗВАНА ОСНОВНАЯ ПРИЧИНА АВАРИИ ТГК «ПРОГРЕСС М-27М»
http://www.roscosmos.ru/21481/

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