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国際宇宙ステーションに補給する物資を搭載したドラゴン補給船運用5号機(CRS-5)が1月12日、2日間の宇宙飛行を経て、ステーションに到着した。ドラゴンはこの後、約1か月間滞在し、ステーションでの成果物などを載せて地球に帰還する予定だ。

ドラゴンCRS-5はファルコン9ロケットに搭載され、米東部標準時2015年1月10日4時47分(日本時間2015年1月10日18時47分)、フロリダ州にあるケープ・カナヴェラル空軍ステーションのSLC-40から打ち上げられた。そして約9分後に計画通りの軌道に投入され、太陽電池パドルなどを展開にも成功し、飛行を続けた。

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ドラゴンは軌道修正を行いつつステーションに接近し、東部標準時1月12日5時54分(日本時間1月12日19時54分)に、米航空宇宙局(NASA)のバリー・ウィルモア宇宙飛行士が操縦するロボットアームによって捕獲された。そしてロボットアームの導きによって、同8時54分(同22時54分)にステーションのハーモニー・モジュールへ結合された。

ドラゴンCRS-5は米国のスペースX社が製造した無人補給船で、船内にステーションに滞在する宇宙飛行士に向けた水や食料などのほか、ステーションで行われる実験に使用される材料や装置、ステーションから放出される超小型人工衛星などが搭載されている。物資の質量は2,317kgにもなる。

このあとドラゴンは、2月10日までステーションに滞在し続けた後、ステーションでの実験などから生み出された成果物などを載せて離脱し、太平洋上に帰還、回収される予定だ。

スペースX社がドラゴンを打ち上げるのは今回で7機目となり、そのうち国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられたのは6機で、さらにそのうち最初の1機が試験機、あとの5機が実運用機として運用され、すべて成功を収めている。

 

■Space Station
https://blogs.nasa.gov/spacestation/

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